今回は、お客様よりご支給いただいたアルミパンチングメタル(A1100)の板材から、
指定の形状にレーザー切断加工を行った事例をご紹介します。パンチングメタルはその特性上、
レーザー切断には特有の難しさがありますが、当社の技術とノウハウで高精度な加工を実現いたしました。
■ お客様のご依頼内容
建築関連の装飾部品として使用するため、4×8サイズ(1219mm x 2438mm)のパンチングメタルから、
複雑なデザイン形状を切り出してほしいとのご依頼でした。
■ 技術的な課題と解決策
アルミパンチングメタルのレーザー切断には、主に以下の2つの課題があります。
レーザーの乱反射: パンチングの穴の縁(エッジ)でレーザー光が乱反射し、
切断面が荒れたり、裏面にスパッタ(金属の粒)が付着したりする。
熱による歪み: 多数の穴が開いているため材料の剛性が低く、レーザーの熱で材料が歪みやすい。
これらの課題に対し、当社では長年の経験で培った独自の加工条件を設定。
レーザーの出力や切断速度、熱影響を最小限に抑えて加工しました。
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