
アルミ縞板(アルミチェッカープレート)のレーザー切断に関する、技術者や発注担当者向けの**「加工事例紹介記事」**を作成しました。ブログやWebサイトのコンテンツとしてお使いください。
「軽量化のためにアルミ縞板を使いたいが、複雑な形状に切り出せる業者がいない」
「シャーリングでは直線しか切れないし、手作業では精度が出ない」
そんな課題を解決するのが、最新のファイバーレーザー加工です。今回は、実際に弊社(あるいは提携先)で行ったアルミ縞板の切断事例をもとに、加工のポイントを解説します。
自動車のカスタムパーツや、特殊車両のステップとして使用される床板の事例です。
材質: アルミ縞板(A5052)
板厚: 2.5mm / 3.5mm(凸部含む)
加工内容: 外周のR(曲線)加工、およびボルト固定用の長穴加工
アルミ縞板のレーザー切断では、縞(凸山)がある面を上に向けると、センサーが凹凸に反応してノズルが衝突したり、焦点がブレたりします。
本事例では、裏面(フラットな面)を上にして切断することで、安定した精度と滑らかな切断エッジを実現しました。
通常、多くの加工ショップがアルミ縞板を敬遠するのには、主に2つの理由があります。
高反射材の特性: アルミは光を反射しやすく、特に縞部分の乱反射がレンズを損傷させるリスクがある。
センサーの誤作動: 表面の凸凹により、レーザーヘッドと板の距離を一定に保つ「高さ追従機能」が乱れ、切断が止まってしまう。
弊社では、これらの問題を以下の設備とノウハウでクリアしています。
従来のCO2レーザーでは困難だった「アルミ×縞板」の組み合わせも、反射光に強いファイバーレーザーなら安定して切断可能です。
アルミ縞板は、鉄に比べて約3分の1の重量でありながら、滑り止め機能と意匠性に優れています。レーザー加工を活用することで、これまで諦めていた「現物合わせの複雑な床形状」や「ロゴマークの切り抜き」も可能になります。
「既製品のサイズでは合わない」
「自作マシンのカバーとして円形に切り抜きたい」
といったご要望があれば、ぜひ一度ご相談ください。1枚からの試作も承ります。
