

「アルミのレーザー切断を依頼したら、断られてしまった」 「切断面はキレイだけど、裏面のドロス(バリ)がひどくて後処理が大変…」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
アルミニウム(アルミ)は、軽量で錆びにくく、加工性も良いことから非常に人気の高い素材です。
しかし、こと「レーザー切断」に関しては、鉄(SS400)やステンレス(SUS304)に比べて格段に難易度が上がります。
なぜアルミのレーザー切断は難しいのか?そして、なぜ私たちレーザーテックがその難題に対応できるのか?その秘密をご紹介します。
主な理由は、アルミが持つ「3つの厄介な特性」にあります。
アルミの表面は光をよく反射します。従来のCO2レーザー(炭酸ガスレーザー)の波長は、特にアルミに反射されやすく、素材にエネルギーが吸収される前に跳ね返されてしまいます。
これにより、「うまく切断できない」だけでなく、反射したレーザー光が加工機の大切なレンズやヘッドを破損させてしまうリスクがありました。
これが、加工を敬遠される最大の理由です。
アルミは鉄やステンレスに比べ、熱伝導率が非常に高い(熱が伝わりやすい)素材です。
レーザー切断は、一点に熱を集中させて素材を溶かす加工法です。
しかしアルミの場合、レーザーを当てた箇所の熱が、切断される前に素材全体に「サッ」と逃げてしまいます。
そのため、中途半端にしか溶けず、切断面が荒れたり、溶けた金属が下に垂れ下がって固まる「ドロス(バリ)」が大量に発生しやすくなります。
アルミは融点が低い(約660℃)ため溶けやすいのですが、溶けたアルミは非常に粘性が高く、アシストガス(窒素など)で吹き飛ばしにくい性質があります。
さらに、溶けたアルミは空気中の酸素とすぐに結びつき、「酸化アルミニウム(アルミナ)」という非常に硬く融点が高い(2000℃以上)膜を作ってしまいます。
この「粘性の高い溶融アルミ」と「硬い酸化膜」が、切断裏面にこびりつき、**除去が困難な「頑固なドロス」**となって残ってしまうのです。
これらの難題に対し、レーザーテックは「最新設備」と「長年のノウハウ」で立ち向かいます。
当店が導入している**「ファイバーレーザー加工機」**は、アルミ切断の常識を変えました。
ファイバーレーザーの波長は、CO2レーザーに比べてアルミへの吸収率が格段に高いという特徴があります。
光が反射されにくく、エネルギーを効率よく素材に伝えることができるため、反射による機械トラブルのリスクを抑えつつ、安定した切断が可能です。
ファイバーレーザーは、ビーム品質が非常に高く、エネルギーを一点に鋭く集中させることができます。
アルミの熱伝導率(熱の逃げ足)に負けない圧倒的なエネルギー密度で瞬時に素材を溶かし、熱が広がる前に貫通させます。
これにより、熱影響による歪みを最小限に抑え、シャープな切断面を実現します。
最新の機械があるだけでは、高品質なアルミ切断はできません。
レーザーテックには、アルミの材質(A5052など)や板厚(薄板~厚板)に応じて、
レーザーの出力、切断速度、アシストガスの圧力、ノズルの種類、焦点距離などをμm(マイクロメートル)単位で調整するノウハウがあります。
特にドロスの発生を抑えるための「ピアシング(穴あけ)設定」や「ガス圧の微調整」は、長年の経験がものをいう領域です。
この技術力こそが、ドロスの少ない、美しい仕上がりを生み出す源泉です。
「どこに頼んでも断られたアルミの切断」 「バリ取りの手間をなくして、次の工程をスムーズに進めたい」
レーザーテックは、そんなお客様の声にお応えします。 アルミのレーザー切断でお困りなら、ぜひ一度、私たちにご相談ください。
最新の設備と確かな技術で、お客様の「困った」を「できた!」に変えてみせます。
お見積り・ご相談は、お電話またはウェブサイトからお気軽にどうぞ!