3時
金曜日の午後3時半、1本の電話が鳴り響きました。「急な設計変更で、どうしてもアルミの試作部品が明日の午前中に必要になったんです。
今日、切断して発送してもらうことはできませんか?」
非常に切羽詰まったご様子で、お話を伺うと、開発中の製品の重要なテストが翌日に迫っているとのこと。まさに、弊社の力が試される瞬間でした。
通常、ご注文いただいた製品は、材料の準備、CAD/CAMによるプログラム作成、レーザー切断、バリ取り、検品、梱包という工程を経て、最短でも翌日の出荷となります。
お電話をいただいた時点で、すでに当日の製造スケジュールは他のご注文で埋まっており、物理的に非常に厳しい状況でした。
一度は翌日発送をご提案したものの、「なんとかお願いできないでしょうか」というお客様の切実な声。
その熱意に応えたい一心で、私たちは「挑戦」することに決めました。
お客様の「困った」を解決するため、すぐさま社内で緊急ミーティングを実施。設計、製造、品質管理の各担当者が知恵を絞り、以下の対策を講じました。
全スタッフの奮闘の結果、夕方18時には製品が完成。最終の梱包を終え、宅急便営業所の当日発送最終受付に間に合わせるため、車を走らせました。
そして18時30分、滑り込みで営業所への持ち込みが完了。無事に当日出荷のミッションをやり遂げることができました。
翌朝、お客様から「無事に部品が届き、テストを始められました!本当に助かりました!」と感謝のお電話をいただき、チーム一同、大きな達成感に包まれました。
弊社では、今回のような急なご依頼にも、可能な限り柔軟に対応いたします。
「こんな納期じゃ無理かも…」と諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。お客様のビジネスを止めないこと、それが私たちの使命です。
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